「霧 ウラル」50代男性へのおすすめ度
★☆☆☆☆ ← 桜木紫乃さんが大好きな50代男性は読んでもいい
あらすじ
内容紹介(「BOOK」データベースより)
北海道最東端・根室は、国境の町である。
戦前からこの町を動かしてきた河之辺水産の社長には、三人の娘がいた。
長女智鶴は国政を目指す大旗運輸の御曹司に嫁ぎ、次女珠生は芸者を経て相羽組組長の妻となり、三女早苗は金貸しの杉原家の次男を養子にして実家を継ぐことになっている。
にわかに解散風が吹いた総選挙で、智鶴の夫・大旗善司は、北方領土の早期返還を公約に掲げ、初当選を果たした。
選挙戦を支えたのは、珠生の夫・相羽重之が海峡でかき集めた汚れ金だった。
三姉妹はそれぞれの愛を貫き、男の屍を越え生きてゆく。直木賞作家が贈る波瀾万丈エンタメ!
キーワード
根室、北方四島
感想
桜木紫乃さんの作品を読んだのは「霧 ウラル」で4作品目。
あまり面白くなかった。
前に読んだ3作(ホテルローヤル、裸の華、光まで5分)と異なり、
大人な文体に変わっていた。
難しい漢字は桜木紫乃さんの作品には似合わない。
女性作家が、女性読者に向けて書いた小説なのかも。
エンディングに向かいながらも、上手な結末が思い浮かばない。
読んでいてつらく、つまらなくなってゆくシーンが多かった。
どんな結末でもいいや! と思って読む小説はつまらないし、いらない。
これまで読んだ桜木紫乃作品は、結末を楽しみに読めたのに残念でした。
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