「ラスプーチンの庭」50代男性へのおすすめ度
★☆☆☆☆ ← 50代男性には物足りないと思う
あらすじ
内容紹介(「BOOK」データベースより)
中学生の娘・沙耶香を病院に見舞った警視庁捜査一課の犬養隼人は、沙耶香の友人の庄野祐樹という少年を知る。
長い闘病生活を送っていた祐樹だったが、突如自宅療養に切り替え、退院することに。
1カ月後、祐樹は急死。犬養は告別式に参列するが、そこで奇妙な痣があることに気が付く。
同時期に、同じ痣を持った女性の自殺遺体が見つかり、本格的に捜査が始まる。
やがて(ナチュラリー)という民間医療団体に行き当たるがー。
主宰の謎の男の正体と、団体設立に隠された真の狙い。
民間療法の闇を描き、予想外の結末が待つ、刑事犬養隼人シリーズ、第6弾。著者情報(「BOOK」データベースより)
中山七里(ナカヤマシチリ)
1961年、岐阜県生まれ。2009年『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
キーワード
病気、民間療法
感想
陳腐すぎてあきれた。
『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作家の小説なので期待したが、
まったくもって駄作であった。
この小説ってミステリーなの?
第一章で、この作品の犯人となる人物の生い立ちを語るが、設定が無理やりすぎてつまらない。
読んでいて気分が高ぶってこない。
「なにこの無理やり感」という気持ちが先行してしまい、気持ちよく読み進められなかった。
第二章で、事件を解決する人たちが登場すると、やっと落ち着いた感じの文章になった。
森村誠一さんの文章に似た読みやすさがあって、いい感じで読めるのだが内容がつまらない。
文章に深みがないし、
「あれがそうだったのか」というミステリーに欠かせない
この先の伏線となるようなエピソードがない。
淡々と物語がすすむだけ。
感心させられるような謎解きもなければ、トリックもなし。
本のタイトルだけはカッコいい。
でも読む価値は低い。
読了したので星は1つ付けました。