「夏への扉」50代男性へのおすすめ度
★★★★☆ ← SF好きの50代男性は必ず読んだ方が良い
あらすじ
内容紹介(「BOOK」データベースより)
ぼくの飼い猫のピートは、冬になるときまって「夏への扉」を探しはじめる。
家にあるドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。
そして1970年12月、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。
親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしまったからだ。
さらに、冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは、失ったものを取り戻すことができるのかー新版でおくる、永遠の名作。
キーワード
猫のピート、リッキイ、タイムトラベル、生命保険会社の違い
感想
豊かな想像力の源になりそう。
2021年6月25日公開の日本映画「夏への扉」の原作。
SF小説で永遠の名作といわれている「夏への扉」がついに映画化!
みたいな宣伝を、雑誌か何かで目にして「読んでみよう」ということで手にしたのが読んだきっかけ。
私が読んだのは、奥付が2010年の文庫判。
1956年の作品なので、文章が古い言い回しで読みにくいかと思ったが、そう多くもなく、つまりながらも読了できた。
永遠の名作といわれているだけあってストーリーはとても良い。
作品に登場する発明品は現代に通じるし、予言している発明品もありハッとさせられた。
私が気に入った文章
「発明は新しい技術の改新ではなく、従来技術を集積してなされるものだ。」
主人公の技術者としての気概が伝わってくる良い文章です。
とにかく面白いから読んでみて!
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